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※TVアニメ『Ergo Proxy』(WOWOW・2006年2月25日~7月29日放送)の感想を綴るブログです。 全体的に主観が先行していますので、ご注意をば。
2017/10/22 [07:49:02] (Sun)
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2008/09/14 [21:08:58] (Sun)

極秘研究施設に封じられていた〝検体〟の目覚め、そして逃亡。
時を同じくして多発する不可解な殺人事件。
それはコギトウイルスに感染し、自我を持ったオートレイブの暴走による物なのか――
捜査官「リル・メイヤー」は、事件の痕跡を追跡する内に謎の化け物と接触し、生まれて初めて心の底からの恐怖を覚える。

まずは世界観の説明、といった導入部にあたる話。

 



理想の楽園都市ロムド――そこで暮らす者達は、感情すら制御された管理社会の秩序に従い、オートレイブと呼ばれるロボットにより行動を監視・操作されながら生きている。
冒頭で覚醒する〝検体〟や、謎の独白をする全裸の男(このシーンが最終回と繋がっていたのは一周目から気づいていましたが、まさかクイズショーのヒントがこれの事を指していたとは(笑) 二周目にしてようやく気づいたよ……!)など、いきなり謎が盛り沢山で始まる物語ですが、序盤のストーリー自体はアイシャドウが命な情報局のエリートヒロイン・リルによる捜査が中心となって進んでいきます。

彼女が感染オートレイブを捜索する過程で登場するのが、移民局オートレイブ処理課に所属する、モスコから来た移民の青年「ビンセント・ロウ」。
「良き市民」となるために働く彼とリルは以前から面識がある様。
しかし目的の破壊されたオートレイブを確認しただけで、リルはさっさと次の現場に向かってしまう。
知り合うきっかけも何も語られないものだから、てっきりビンセントをただの脇役だと思っていた視聴者は結構いるんじゃないかと。
(実際、自分もOPに興味を惹かれて見始めたはずなのに、OPにいる奴と同一人物だとは全く気づかなかったくらいだったり;)
まさかこの時点で、その気弱で天然で七三分けな青年がもう一人の主人公にして最重要人物だと、誰が思っただろう……

そして、処理課を後にしたリルは感染オートレイブを捜索する内に、逃亡中の〝検体〟と遭遇する。
〝検体〟が逃げた後、すぐ近くにいたオートレイブがコギトに感染。

コギトウイルスに感染したオートレイブには自我が芽生え、暴走するそうだけど、共通する最初の異常行動が「天に祈りを捧げる行為」という発想はすごいなぁ。
それまでプログラミングされた行動以外の思考を持てなかったオートレイブに自我が生まれた時、彼らは真っ先に何を思うのか。
与えられた存在意義に縛られる事こそが彼らの存在を確立させる唯一のレゾンデートル(フランス語で存在理由の意)であるのに対し、コギトに感染し、自我が生まれたオートレイブは設定された存在意義から解放される事となる。
実の所、あの感染オートレイブが捧げる祈りとは「奇跡の出現」への畏れや感謝などではなく、救いを求めるものに近いんじゃないかなーと。

そしてリルと〝プラクシー〟との邂逅により、本格的に動き始める物語。
感情制御された環境に生きてきたリルが、生まれて初めて心の底から感じた「恐怖」――
この感情の発芽こそが、彼女をプラクシー探求の旅に誘う鍵となる。
何気にこの場面って、2話で同じようにプラクシーを初めて目撃し、惨劇で家族を失ったラウルと対照的になっているんですよね。
リルは情報局に身を置いたことで、ラカン達四賢人が頭を抱えるほどの「感受性の強さ」と「行動力」を備えていた。
そうでなければラウルのようにひたすら感情を抑圧し、歪んだ執着を抱えることになっていたのかもしれない。
ああ、上手く設定されているなぁ……

でも未だに、エルゴが涙を流した理由がよく分からなかったりします(馬鹿めが!
誰か教えて下さい! 偉い人!


それと話は変わって、2周目で気づいたこと色々。

①モナドが覚醒したのはプラクシーワンの「始まりの鼓動」による影響?
モナド覚醒から物語が始まるので、てっきり「始まりの鼓動」は地球上のプラクシーに共通して発現するものかと思っていたけど、コギトウイルスの蔓延がそれよりも早い段階で現れ(作中、ロムドでは「近年に多発」と述べられていた)、専門の処理課まであることから考えると、「始まりの鼓動」の発現は第1話よりも先と思われる。
では唐突なモナド覚醒の理由が何なのかと思い、見直していたんだけど、「始まりの鼓動」はプラクシーワンを起点として、その一定距離圏内に存在するプラクシーおよびオートレイブに影響していくものだったんでしょうかね?

それを何となく臭わせるのが、冒頭のプラクシーワン独白の直前、バイクで走っていたビンセントが転倒する場面。
2周目以降でも「ちょ、登場初っ端からすっ転びやがるかコイツは……!」と、その天然ぶりにニヨニヨしていただけのシーンだったんですが。
……冷静に考えてみればこの場面、単なるビンスの天然っぷりを出していたんじゃなくて、実は「始まりの鼓動」が原因で転倒したとか……?
(ゆえにモナド覚醒と同時系列にして、直後のワン独白の場面へと繋がる演出に?)
プラクシーワンがロムドを訪れた事によりモナドが覚醒したのだとすれば、後々のビンス追跡やロムド崩壊のシナリオが、実に計画的に操作されていたことにも納得がいくような。

②リルとエルゴの邂逅は、もとからプラクシーワンの筋書き通り?
リルが移民地区を後にする際、〝検体〟がその跡を追っていると思わしき映像があったんですね(←全然気づいていなかった人
2話でラウルが分析したように、モナドがリルの後を追っていたのは確実。
しかしエルゴが現れる前にワンが「awakening」の文字を残し、エルゴ出現後にモナドが現れた事から考えるに、エルゴはモナドではなくワンの気配を感じてリルを襲撃したのか……?
これが契機となり、モナドは以後、ビンセントを追跡するようになったと。
リルの感情を発芽させ、ビンセントとの関係性を強める為にこの邂逅を仕組んだだけでなく、色々と計画の邪魔になるモナドをエルゴ自身に始末させようとした……のだとすると、プラクシーワン、マジ鬼畜。

となると、ワンがリルを利用しようと考えるに至るほどの理由が必要となる。
生い立ち等、利用できる要素は多数あったんだろうけど、最大の理由はやはりビンセントがリルの事を意識していたからなんだろうね。
では何故、ビンスがリルに惹かれたのかとなると……リルがプラクシー(モナド?)から作られた存在だったからなのか……


第1話は導入部なので、まだあまり個々のキャラクター語りにまでは踏み込めないなー
その辺はまた、本格的に物語が面白くなってくる第2話に続く!

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