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※TVアニメ『Ergo Proxy』(WOWOW・2006年2月25日~7月29日放送)の感想を綴るブログです。 全体的に主観が先行していますので、ご注意をば。
2024/04/27 [03:35:35] (Sat)
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2008/09/08 [22:59:31] (Mon)

執国の孫であるリルを狙った犯行として容疑をかけられたのは、リルの保護監察下にある移民の青年「ビンセント・ロウ」。
無論リル本人は化け物の存在を主張するが、上層部からの様々な圧力により、証言はことごとく隠蔽されてしまう。
その背後に見え隠れする「プラクシー」という謎の存在。
一方、リル襲撃の容疑をかけられていたビンセントもまた、白昼のショッピングモールにて〝検体〟に襲われる。
そうとは知らないリルが自宅の襲撃現場から見つけたのは、そこに有るはずの無い、ビンセントのペンダントだった。

「プラクシー」という言葉の登場。
そしてビンセントの謎が深まっていく話。

 



リルを襲った犯人は謎の化け物。
しかしストーカー犯罪の容疑者として引っぱり出されたのはビンセント。
「そんな根性があるか」と一言で推察を斬って捨てるリルリル……うおぉ、クール;
自身の証言を虚言症として片付けられ、イギーの捜査記録も改ざんされていたことから、上層部で何らかの意図が働いていると察知したリルは、厚生局主任にして主治医のデダルスの元へ。
心配するデダルスの好意を利用し、隙をついて「プラクシー」という言葉を発見するリルリル……黒い、黒いよ;

しかしそんなリルでも裏をかけない相手が、ロムド執国である祖父「ドノブ・メイヤー」――
「プラクシー」という言葉を直接執国に問うも、お祖父様は完全に無視。
この時の四賢人の一方的な会話具合からして、リルのツンケンな性格を構築した最大の原因はこいつらなんじゃないかと;

一方、〝検体〟捕獲を任ぜられた警備局局長のラウルは、リルから取り上げた情報に〝検体〟が二体記録されている事に疑問を抱く。

そしてBパート、ショッピングモールから終盤までの流れ。
まさにこの流れで完全に物語へのめり込んだと言っても過言ではない、というくらい目の離せない展開が続きます。

ビンセントを追い、次々と人々をなぎ倒していく〝検体〟モナド。
妻と子の死を呆然と見つめるラウル。
コギトに感染するラウル家の子供型オートレイブ・ピノ。
襲撃現場のバスルームでビンセントのペンダントを発見するリル。
無人の袋小路に追い詰められたビンセントが見せた、別人のように冷たい表情。

もうね、マジでビンセントの変貌にはゾクリと来ましたよ。
これでこの作品にすっ転んだようなものです、ハイ。
だって最初に登場した時、ふつーにただの脇役かと思ってたもの!(ヒドイ;
数秒前までのヘタレはどこに行った!?

また、この回でビンセントと「プラクシー」に関係性を見出したもう一人の人物ことラウル。
彼も物語中、ビンセントに負けず劣らずな不幸街道を歩んでいく訳ですが、その最初の因縁が生まれたのが今回。
妻子が目の前で死んだというのに能面のように表情を変えないラウル。
クリステヴァに何度も呼びかけられ、ようやく茫然自失の状態から我に返ったというのに、淡々と実務をこなしていく様子が哀しい……
しかし第3話で明かされたように、反射的な感情制御の裏で、実は彼もリル同様、これまでに抱いたことのない怒りや悲しみを発現させていた。

その怒りの矛先がビンスに向けられたのは、ひとえにモナドに襲撃されていながら無傷で生き残っていた事に対する疑惑と嫉妬だったんだろーなぁ……


 

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